SINGLE RAGLAN COAT 35

アナトミカ不朽の名作【SINGLE RAGLAN COAT】

クラシックなシルエットでありながら、スタイリッシュな要素を兼ね備えた定番商品。特徴の一つはその名の通り、袖付けにあります。通常二枚の生地を肩の中心で縫い合わせているのに対し、一枚の生地を筒状に使ってラグランスリーブを作っているため、肩の頂点から袖口にかけて負担がなく、綺麗に落ちるシルエットが生まれます。一枚袖と呼ばれるこの袖付けは、現在では採用することが少なくなっている高度な技術を要するディテールです。

ボリュームのあるシルエットも大きな特徴。裾に向かって大きく広がるAラインのシルエットは、動くたびに揺らめき、美しくエレガントな雰囲気を演出します。どの角度から見ても美しいAラインとなっています。

「大股で歩いた時にコートは綺麗になびかなくてはいけない」。デザイナーのピエールのこの言葉の通り、大変美しいアナトミカの名作です。

SINGLE RAGLAN COATシリーズでは初の両面ウールベースのリバーシブル。

生地の元ネタは、モナーク・テーラリング・カンパニー・シカゴというアメリカの会社の1900～1901年秋冬のルックブックに貼ってあった生地スワッチ。

ウール地はフォークランド諸島のウールを使用。梳毛ですがハリがあります。

メリノウール単体だと柔らかすぎるので粗野なウールを掛け合わせてバルキーなガリっとしたツイードタッチに仕上げています。

縫製はリバー仕立て。

リバー仕立てとは生地と生地をつなぎ合わせている糸（接結糸）にディバイダーとい
う機械で裂け目を入れ、2枚に剥がした生地の端を内側に織り込んで手まつりで仕立てる毛抜き合わせの製法で作られる一枚仕立ての服のこと。

手まつりができる職人が減少し、日本でも希少となったリバー縫製工場で生産してい
ます。手まつりの割合が多く、SR35は手まつりが約7割、ミシンが約3割です。

生地から縫製まで時間と手間をかけた当社の35周年にふさわしいコートです。

FABRIC：72% WOOL / 21% COTTON / 5% NYLON / 2% POLYESTER
COLOR：BEIGE CHECK
SIZE：44 / 46 / 48 / 50 / 52
ORIGIN：JAPAN



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